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さくらインターネット2
今期は売上一桁増、なおかつ減益となっています。
これにはいくつかの理由があります。

\瀏投資フェイズに入った。
前期はめちゃくちゃ業績良かったです。
売上10%強増に対して、利益が2倍以上に膨らむ飛躍の年でした。
急激に利益率が良くなったのは、稼働率が高まった為です。
しかし稼働率が高まると、新しくサーバーを増設する必要が生じてきます。
すると投資費用もかかるし、稼働率が急激に下がり利益率が悪化することになります。

更にさくらインターネットの減価償却の会計処理の方法は、
定率法が採用されています。
減価償却には定額法と定率法があるのですが、
定額法は、毎年20%づつ5年償却など一定額を決まった年数償却するのに対して、
定率法は、50⇒25⇒12.5⇒6.25⇒6.25と言った感じで、最初に多く償却する方法になります。
サーバー機器などの半導体は年々技術が進歩していて、
古いものの価値が落ちて行く速度が早いので、
定率法を採用しているとのことです。

つまり設備投資した初年度は減価償却費が大きくかさむことになります。
しかし次の年からは償却費が一気に軽くなるため、利益率が急上昇します。
今期は大阪の堂島データセンターの増強、そして石狩DCの開業、
これらの減価償却費が大きくのしかかってきて、利益率は大幅に悪化する見通しですが、
順調にラックが埋まっていけば、来期から利益率は急上昇することは目に見えています。

景気敏感株は、PERが高い時、赤字の時に買え!という格言?があります。
これは、景気が悪く機械の稼働率が低い時に買って、
需要が増えて機械の稼働率が上がったら利益率が上がりPERは大きく下がる。
その時に売れ。というものです。
さくらインターネットが行なっているデータセンター事業は、
景気に関係なく需要は伸びていますが、
設備投資産業であることは自動車部品などと同じです。
さしずめ、景気に影響を受けない景気敏感株といったところでしょうか。

石狩DCに関しては、現在さくらインターネットのサーバーがおよそ二千数百ラックに対して、
最大4000ラックまでの増強が計画されています。
ビットアイルの稼働ラック数が4000ラックほどですから、
比べ方がいろいろと非常に乱暴なのは承知ですが、石狩DCが本格的に埋まってきたら、
ビットアイルの現在の時価総額の200億円くらいはついたっていいんじゃないの?なんて思わなくもないのです。

▲ラウド(Iaas)
11/15に石狩DCオープンとともにさくらのクラウドがはじまったわけですが、
それまではさくらにはクラウドサービスがありませんでした。
結果として、クラウドサービスを使いたいお客さんは他社に流れていたとのことです。
開発エンジニアにとって、クラウドサービスは非常に重要です。
運用しているwebサービスやソーシャルゲームが当たるかどうかなんてわからないですよね。
だから最初は小規模ではじめるものの、
突然に急激にアクセスが殺到した時には、
サーバーをすぐに大幅に増やせる必要があるのですが、
従来の専用サーバー、レンタルサーバー、VPSでは対応できませんでした。
だからこそ、amazonが行なっている10秒でサーバーを増強できるIaas、
amazonEC2に顧客が流れてしまっていたのです。
そんな中ようやくはじまっったさくらのクラウドのコストパフォーマンスはamazonのみならず他社に対する競争力は圧倒的です。

クラウドで顧客を取り返すことは非常に重要です。
なぜなら、クラウドはクラウドだけで使うのみならず、
専用サーバー+クラウドといった使い方もなされるからです。
また、最初はクラウドで始めていたサービスが大きく成功した暁には、
専用サーバーやハウジングに移行して、
何百万円何千万円という売上が立つ可能性もあります。
クラウドがないだけで、クラウドの売上の何倍をも逃しているし、
クラウドで顧客をつかむことで、その何倍もの売上を取り返せると思います。
つまりクラウドは、大口顧客に育ってもらうための入り口として非常に重要になるわけです。

ハウジング
さくらインターネットは、ホスティングサービスは伸びているものの、
ここ数年ハウジング事業は横ばいです。
単価10万円以下の小口顧客が売上の40%近くを占めているさくらですが、
さくらの専用サーバーを使っていて成功した事業者の一部が、
ビットアイルなどのハウジングを中心に手がけるデータセンター事業者に流れてしまっていたとのことです。
小口顧客が多いと事業は安定するけれど、大きくは伸びない。
これからは、石狩DCでハウジングもどんどん伸ばしていきたいとのことで、
売上のトップラインも伸びてくるんじゃないかなと期待したいと思っています。
ハウジングはやはり便利な場所にあって駆けつけやすい都市型が主流でしたが、
震災を機に郊外型が注目されていて引き合いがあるとのことです。
郊外型はコストが低いため安くできるし、電気もたくさん使えるものの、
場所が不便なのが弱みなのですが、
その弱みすら強みになる流れが来ています。

今まで専用サーバーとレンタルサーバーとVPSしかなく、
入り口のクラウドと出口のハウジングという
サービスのラインナップが足りないせいで、需要を逃してしまっていた。
それが石狩DCでクラウドからハウジングまで、
コストパフォーマンスの高い(安くて高品質な)サーバーインフラを頭から尻尾まで手がける
さくらインターネットのあるべき姿になったんじゃないかなと思います。

VPS
今まで7000円の専用サーバーを使っていた顧客が、
980円〜の仮想サーバー(VPS)に流れているのも一因です。
現に決算説明資料を見てみても専用サーバーの伸びが横ばいになり、
VPSが急上昇しています。

しかしながらそれは大きな問題ではないようです。
昔はレンタルサーバーが月2000円する時代があったようですが、
3633ペパボのロリポップや、さくらの125円サーバーが登場しました。
その結果、今までは高すぎてサーバーを使って出来なかったことができるようになり、
個人がHPを持つ時代へと移って行きました。
サーバーを1/10に安くしても、何十倍もの需要が生まれ、
逆に儲かったとのことです。
現在のソーシャルゲームの台頭もサーバーの費用が安くなったことで、
こういうサービスが展開できてるのもあるようです。
インターネットの発展はまだまだ止まらないでしょうから、
インターネットという金山を掘りに行くエンジニア達に
品質の良いシャベルやツルハシを貸すことに徹するさくらインターネットは、
個別ネット企業の栄枯盛衰に関係なく、
インターネットの発展と共に成長していくことでしょう。

以上の理由により、
今期は来期から飛躍するための充電期間と捉えており、
減益は決して悪い状態ではない、
むしろ株を安く買わせてくれる好機だと僕は捉えています。
author:ダル♪, category:さくらインターネット, 22:29
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